生きる訓練

中国客家人と結婚し、インドネシアで働く日本人の日記です。なぜ人間は生きる訓練も与えられないまま、その能力もないのに生きているのでしょうか?このブログは生きる訓練記録です。

客家嫁の実家に帰省。飛行機で中国人が揉めてる

今年は2月19日が春節です。日本では旧正月と言われている、中国のお正月です。でも規模的には盆と正月が一緒になったくらいの重要さがあります。この時期は2週間くらい会社も休みにするところも少なくなく、みな実家に帰ります。海外にいる中国人も大挙して帰ってきます。客家嫁も今年は旧正月を中国で過ごしたいとのことで、一家で赤ちゃんつれて帰ることにしました。

とにかく、中華圏のたくさんの人が動くので、この時期の交通関係は最悪です。高いし、チケットが取れません。我々も1月頭に飛行機チケットを取ってました。それでも安い時の倍くらいします。ちなみに、ジャカルターアモイ往復中国国際航空エコノミーでひとり2900元(58,000円)くらい。赤ちゃんは230元でした。

夜0時発朝7時着のナイトフライトで、直行便アモイ着だったのですが、アモイが霧で着陸できず、深センに着陸して待機することになりました。しばらく待って、アモイ行けそうとなって、再び出発しますがやはり霧で着陸できず、今度は行き過ぎて福州へ着陸。そこで、また待ちます。ここで、中国国際航空が意味不明のアナウンス。曰く「福州で降りることもできますが、降りるなら全員が降りないといけません。」この意味不明にアナウンスに、福州を最終目的地とする10人くらいの一団が反応、福州で降りると言い張ります。しかし、全員降りるのは大変です。大部分は、アモイ着か、乗り換えて別の都市に行く客です。福州で降りたくない人たちです。

航空会社職員と福州で降りたい客の押し問答のうちに、アモイの霧も晴れ、飛行機の燃料補給も完了し、飛び立てるようになりましたが、福州降りたい客の押し問答が終わらず、離陸できないというわけ解からん状況。とっとと、アモイに行きたい客のイライラもつのってきます。というか客家嫁が怒りだして、赤ちゃん抱っこして、文句言いに行くのを私が止めている状況。

アモイに行く飛行機を、福州で下せって言ってるんだから、ハイジャックでしょ。警察呼んで引っ張って行ってもらったらいいと思うのですが、CAは、手を出さない限り警察は呼べないそうです。かれこれ1時間だだこねたあげく、福州降りたい客はあきらめて席につきました。その後無事にアモイに着陸できました。12時になってました。5時間遅れ、赤ちゃんのおむつ使い切ってやばかったです。

ナイトフライトで赤ちゃん泣きまくったらどうしようと心配してました。けっこう泣いたとは思うけど、もっとだだこねる大人がいたので、あまり迷惑にはならず、周りの人もウェルカムでした。

ほんま入国する前から、ああ中国帰ってきたなって実感しました。