生きる訓練

中国客家人と結婚し、インドネシアで働く日本人の日記です。なぜ人間は生きる訓練も与えられないまま、その能力もないのに生きているのでしょうか?このブログは生きる訓練記録です。

インドネシアからの船便が届いた

インドネシアから帰ってくるときに、ジャカルタの郵便局から送った船便の段ボール3箱が届きました。だいたい1カ月半です。心配された紛失・盗難もありませんでした。中身も1箱しかチェックされてないっぽいです。開けるのためらうくらいなんべんもテープでぐるぐるに巻いたのと、触るのためらうくらい汚かったのがよかったのでしょうか?そもそも金目のもの入ってそうに見えないし。関税もなしで、直接郵便で家まで届けてもらえました。帰国時に別荘品の申告票も作ったのですが、使いませんでした。

1箱20kg、申告した中身5,000,000ルピア(個人で使う使用済みの服やかばん、本)で保険付きが1箱900,000ルピア程度でした。インドネシア郵便局のホームページでは40kgの料金も載ってますが、受付窓口で20kgまでしかダメと言われました。ちょっとオーバーもだめでした。

インドネシア人には、郵便は絶対にやめた方がいい、なくなっても惜しくないものだけ使えって言われてましたが、今回は問題なしでした。ちなみにインドネシア人おすすめは、JNE。でも、近くのJNE行ったんですが、「海外配送はここでは、無理。でかいところに行けっ!」って言われて無理だったんですよね。時間なかったんで、もう近くの郵便局で送ったんですが、もし大事なものを送るなら、わたしもJNEがいいと思います。

在留資格認定証明書出る!

客家嫁の在留資格認定証明書が入国管理局より送られてきました。6月22日申請なのでちょうど30日で発行されました。「鉱山閉山後、早急に職を探します」で提出しましたが、まじめに丁寧に書いたら取れるんですね。

とりあえず基本通りの書類を用意して、親に申請してもらってました。6月24日に給与証明と鉱山閉山後日本で暮らす予定についての追加回答依頼がありましたが、これも普通に給与明細スキャンと手当の状況を説明して、予定を説明しただけです。叩いて埃の出る身でなければ、正直に誠実に丁寧に書けば、問題ないでしょう。エージェントはいらないかな?

ちなみに、質問票8ページはいきさつを写真挿入したワードで作成した以外、全部丁寧に手書きです。

帰国してます

鉱山閉山に伴い、契約が6月末に打ち切られて、あわててインドネシア出国したわけですが、とりあえず客家嫁の実家の福建省に身を寄せてました。というか、客家嫁は日本ビザないので入国できません。

5日ほど滞在して、わたしは単身日本に帰国して、就職活動してます。いちおう客家嫁の在留資格認定証明書交付申請(長期滞在のための許可)はしたんですが、無職では難しいかもしれません。はやく職を見つけて、呼び寄せたいと思います。

ルピア送金

インドネシアの会社なので、給料はルピア建てです。これまで、地場銀行のジャカルタ支店にルピア口座を開いて貯金してました。ルピア暴落もありうるので、ちょくちょく米ドルやシンガポールドルに両替して、それぞれの口座に入れてましたが、今回急に鉱山閉鎖となって、しかも私はバンカ島にはりつかねばならず、ジャカルタにはなかなか行けない状態で、送金が出国間際になってしまいました。(バンカ島などの田舎の支店からの海外送金はやめたほうがいいと思います。)

これまで何度か送金した経験では、KITASを要求された場合があったので(なしでパスポートだけの場合もあった)、KITASなしでは送金できなくなってしまうことも考え、KITAS返納前にやってしまいました。

というわけで、時間がそんなにないので、一番手っ取り早い、口座を既に持ってる青い色の地場銀行から某国の某銀行に送金です。インドネシアにはできるだけ残さない方針です。インドネシアの銀行で預金没収や行員にパクられるトラブルあっても今後手も足も出なくなりそうだし、そもそもインドネシアの銀行に(今後ルピアが高騰するとか、8%程度の定期預金金利が魅力とか、思わない限り)たいしたメリットないです。オンラインではできないので、支店に行って、パスポート・KITAS・送金票をカウンターで渡して、なんの通貨建てでいくら送金したいかを伝えれば、30分くらいかけてやってくれます。初めての送金だとなにかの宣誓書にサインさせられます。たぶん、資金洗浄なんてしませんよとか、してても自分の意志です、銀行さまには迷惑かけませんよとかいうたぐいの書類と思います。当然インドネシア語なので意味不明です。

青い色の銀行は、一か月につき送金100,000米ドル相当以内の制限があります。また、1回10,000ドル以上の送金は目的を書かないといけません。まあ正直に書いたらいいんですが、過去何を思ったか「給料」って書いて送金して、送金先銀行が受け付けなかった人を知ってます。(送金先銀行で納税証明書と求められたらしい。)自分の場合は、正直に「DEPOSIT」って書きます。これで問題になったことはないです。

一部、お金の出所を書かないといけないという情報もありますが、青い色の銀行はそんなことなかったです。

カウンターで送金すると、本日のカウンター電信両替レートが適用されるようですが、10,000ドル以上だから、優遇レートの結果、カウンター電信両替レートにしてあげるといわれることもありました。(優遇前は紙幣両替レート) 手数料も謎の計算、毎回違う計算をされてます。基本的には送金額の0.125%+80,000ルピアだと思うんですが、0.125%の部分が無料だった時もあります。この辺は、行員のミスなのか、なんなのかよくわかりません。そんな人間のミスをシステムが受け付けるんやろか?まあ、無料なら敢えて聞かないですよ。それに実際のシステム上は手数料きっちり取られてるかも?もう行員とのやりとりは紙ベースなんでわちゃわちゃです。

送金先銀行によって違いますが、朝送金すれば即日か次の日には着金してます。

 

ちょっと今回は急いで送金する必要があったので、お手軽で手数料が高そうな方法を選びましたが、もっとHSBCインドネシアシティバンクインドネシアなどのグローバルな銀行の上級口座間で送金すれば、手数料節約できるんだろうなと思ってました。まあ自分は0.125%が口座開設の手間賃にもならんので、これでよかったんだろうなと納得しましたよー。

 

以上数億ルピア単位の送金情報でした。もっと高額の個人送金はいろいろやっかいあるかもしれませんので、あしからずです。

インドネシアの出国許可

鉱山の閉山が決まって、ひそかにインドネシアの出国許可を申請していました。勝手に出国はできないんです。たぶん、悪いことしてないか、ちゃんと税金払ってるか確認したりして、ビザや滞在許可の抹消手続きしてるんだと思います。

バンカ島で必要だったのは、事前に会社からこいつ出国するからという知らせを移民局に入れておいて貰って(この時点で、会社が書く申請書とパスポートとKITASのコピーがいる)、移民局にいつパスポートとKITASの原本を持っていくかを決めます。出国許可がおりてから7日(許可日含む)以内に出国しないといけないので、予定をちゃんと立てないと面倒なことになります。わたしは赤ちゃんの中国旅行証申請(ひとつ前の記事)やルピアの海外送金がしたかったので、けっこうカツカツの予定を立てました。ルピアの海外送金については後の記事で書きます。

行く日を決めたら、パスポート原本、KITAS原本を持って移民局に出頭します。本人が行く必要はないらしいですが、うちは家族みんなで行きました。ほかの地域では出国航空券もいるらしいですが、バンカ島は不用でした。見せようとしたらいらんと言われました。会社が払ったんだろうけど、申請代もきっといります。

移民局のオフィサーによると、本来は3日かかるらしいですが、当日中でやってくれとゴネたら、朝9時提出で当日午後3時にあがりました。ひょっとしたら、というか、確実に会社で賄賂払ったんだろうなー、知らんけど。

上がってきたパスポートには、出国許可のスタンプが押してありました。KITASは移民局に返却です。

 

許可から7日以内に出国って書きましたが、8日目のフライトでも7日に出国のイミグレを通過すれば、OKでした。具体的には、8日目の午前1時のフライトでしたが、早めに空港に行って、7日目中にイミグレを通過すれば、お咎めなしです。まあ、あんまり早く行ってもチェックイン開いてないから注意です。一日オーバーすれば300,000ルピアの罰金とのこと。

 

さて、駐日本インドネシア大使館でも、出国後に手続きができるようですが、バンカ島の移民局はそんなん知らん、うちまで来い!の一点張りでした。ぶっちゃけ、本当に知らないのか、賄賂ゲットのチャンスなくなるのがいやで呼びつけてるのかわかりません。(本当に行かないといけない可能性もある)あとで会社に迷惑がかかるのもいやなので、バンカ島の移民局に出頭しましたが、大使館でもいいよっていうところもあるかもしれません。

 

なんか賄賂賄賂って書きましたが、実際に一銭も払ってないし、払ってるとこ見たわけでもないです。最近は、政府も真剣に取り締まっているようです。けっこうみんなインドネシアは公務員が賄賂を要求してくるって言ってますが、私は貧乏とわかるからか、一回もないです。みんなが賄賂賄賂って言ってるのも、それ罰金じゃ・・・って思います。今回、手続き3日が1日になるなら、むしろカスタマー目線のサービスちゃいますか?でも、個人の懐に入るなら問題かなあ。

契約打ち切りで無職になる

資源バブルが去り金属価格が普通に戻ってしまい、鉱物埋蔵量が確保できず、鉱山閉鎖とあいなりました。ちょうど契約更新のタイミングで、6月末で契約打ち切りになりました。鉱山も、タダ同然で採掘できる場所だけは掘ってから閉まります。
一年半でしたが、普通では経験できないこといっぱいできてヨカッタです。

というわけで、無職になってしまいました。また、エキサイティングな仕事を探します。もう娘もいるし、憧れのフツウを目指そうかな。

赤ちゃんの旅行証を取る

これまでずっと、赤ちゃんに日本と中国の二重国籍を取らせようと画策してきましたが、どうしても無理なようなので、中国の旅行証の発行に作戦変更しました。
これは、中国人と外国人の子供に発行されるパスポートみたいなもので、これがあれば、ビザなしで長期中国に入れます。

こんな情報誰の役に立つか知りませんが、申請はインドネシアの中国大使館に、父母と本人ともに出頭して、
申請書
父母、本人のパスポート(オリジナルとコピー)
父母、本人のKITAS(オリジナルとコピー)
移民局の出生証
病院の出生証
登録地の州の出生証
写真 48x33mm 3枚(顔のサイズの公差がインドネシアのローカル写真屋では不可能なくらい厳しい(幅21-24mm)ので注意)
中国の結婚証明書
中国のIDカード

で申請に行ったんですが、州の出生証のフォーマットが違うと言われて突っ返されたのですが、客家嫁がゴネて、バンカ島は小さな新しい州だから(これは本当)、ちゃんとした政府のフォーマットはまだない(ホントかよ!)と言い張ったら、ちょっと確認してくるとなって、OKになりました。

急ぎでお願いすると次の日、普通なら4営業日で発行です。どっちも650,000ルピア(6,000円)。
無事赤ちゃんの旅行証ゲットしましたよー。ページの少ないパスポートみたいな本です。

どうしても、二重国籍がほしい場合、インドネシアの出生登録で中国人として登録してしまい、中国のパスポートでインドネシアビザを取り、ゆっくり日本国籍を何食わぬ顔で取るしかないでしょうね。